〇いったん普通になります

企画の趣旨はこれまでの画像で把握していただけたと思う。わからなかったひとはマンガ『喧嘩商売』を読もう。

この企画にあたって、まずは選手を集める必要があるので、街を歩いて力士になりそうな看板の写真を撮る。「力士になりそうな看板」という概念を認識したのは世界で私が初めてであろう。

「力士になるかどうか」という観点で看板を見たとき、使えそうなものはどうしても工事現場のものになる。普通の看板だと左右対称のデザインでなかったり、片足をあげるポーズをしていたりと、力士向きの体系ではなかった。

 

〇土俵を用意する

力士を集めたので次は土俵だ。

部屋にちょうどいいサイズの箱があったのでこれを土俵にする。もともとはアロマオイルとかハーブティーの詰め合わせが入っていたものだ。箱もまさかオイルを入れておく役目が終わったあとの再就職先が看板用の土俵になるとは思うまい。

探してみてわかったが、正方形の箱ってけっこう珍しい。世の中にある箱はほとんど長方形だ。もっとバランスの良い世の中になってほしい。

Canonがトントン相撲のペーパークラフトを配布していたので、それを印刷して箱の上に貼り付けた。ペーパークラフトをそのまま使うつもりだったのだけど、むずかしすぎて諦めた。箱を直接指で叩くのではなく、土俵に内蔵された棒をつかってトントンするというハイテクなシステムの前に私の技術力が追い付かなかった。

同じように撮りためた力士用の写真を印刷して切り取る。

綺麗に切るのは無理だとさっきわかったばかりなので、なんとなくの形で切っていった。

作業中こいつとよく目が合う。やめてほしい。

これもなんとなくの場所で折る。手が大きくてバランスがとりにくかったけど、何度か修正していくうちにちゃんと立つようになった。トライ&エラーを繰り返せばいつか成功は待っている。

 

〇選手紹介

最強を決める戦いに挑む4人の選手を紹介しよう。ここで刃牙のパロディができればいいのだけど、刃牙はちょこっとしか読んだことがない。冒頭の『喧嘩商売』はちょうど読んだばかりだった。

エントリーNo.1 禁止くん

撮影場所:日暮里駅

この看板を見て「これでトントン相撲やったら楽しそう!」と思ったのがこの記事のきっかけ。
とにかくバランスが悪く立たせるのに一番苦労した。調整はしたものの弱点を克服しきれているか。

 

エントリーNo.2.池間さん

撮影場所:日暮里駅

さきほどのものの隣に貼ってあった。
あと何度も「看板」と書いているけど、看板じゃなくて貼り紙だと思う。

 

エントリーNo.3 まことくん

撮影場所:中目黒

おそらく一番有名な作業員イラスト。知名度が実力に比例するとは限らない。
重心を低くとる独特の構えが吉と出るか凶とでるか。

 

エントリーNo.4 手塚プロ

撮影場所:五反田

今大会唯一のプロ。

 


対戦順はてきとうにつまみあげた順にトーナメント形式で行った。それではこれからいよいよ最強の看板が決まる。

 

〇はじまりました第一試合

 

 

 

 

 

〇つづいて第二試合

 

 

 

〇いよいよ決勝戦

 

 

 


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能登 たわし

能登 たわし

ローストビーフ丼って見た目ほどおいしくない。