「ご近所ねこマップ」でリアルねこあつめを楽しもう

どうすればもっとネコを見つけられるでしょうか?

数か月前に谷中に引っ越しました。観光地として有名な谷中銀座のあるところで、近所を散歩するだけでそれなりに楽しめるのですが、それ以外にも生活の中に潤いが増えました。ネコです。谷中はネコが多い地域としても有名で、谷中銀座の入り口でもある「ゆうやけだんだん」という坂道にはかなりの確率でネコがいます。

そんな地域に住んでいるので、日々歩いているだけでかなりの数のネコを見ることになります。思わず「ラッキー」と喜びネコに癒されます。数年前までは自分が「ネコで癒される」なんてふぬけたことをいうなんて思えませんでしたが、可愛さは暴力です。それを前にするといやがおうにも従わされることになってしまいました。

出会うたびについ写真など撮ったりするのですが、頻度はあまり高くありません。他の地域に比べればかなりの確率でネコを見かけるのでしょう。しかし毎日というほどではないのです。できれば毎日ネコを見たい。これは人類共通の願いです。

というわけで、なるべくネコに会える確率を高めるために、「ご近所ねこマップ」というものをつくってみました。



外国人観光客がネコを撮っていました。ネコの可愛さはグローバルスタンダード。

 

〇これが「ご近所ねこマップ」だ!

「ご近所ねこマップ」といっても何のことなのかわからないと思う。私が思い付きで言い出した言葉なので当たり前だし、そんなものはほんの数時間前までは存在しなかった。無から有をつくりだしたことになる。

まずはその「ご近所ねこマップ」というものがどういうものなのかご覧いただこう。

自室の壁につくってしまった。近所で見かけたネコの情報と写真を貼りだしている。ミステリ趣味もあるので、二時間ドラマで見るような警察の捜査本部に置いてあるホワイトボードを意識している。

今後近所でネコを見かけて写真を撮ったらここに追加していく予定だ。

 

〇地図を買ったが無駄になった

ネコマップをつくるにあたってまず必要なものは地図だ。もちろん一番必要なものはネコなのだけど、ネコは路上に落ちているのでわざわざ買う必要はない。

グーグルマップを印刷しようとも思ったが、分割して印刷したものを貼り合わせる作業がものすごく面倒なのは、過去にやって懲りているので、素直に市販されているものを買った。この判断をしたときはこれが成長だと思っていたのだけど、こが大きな勘違いだと後に判明する。


信頼のまっぷる。

税込み1,080円。

写真右が部屋の壁に貼った状態だ。東京都台東区の地図なので、駅でいえばJR上野駅を中心に、浅草やスカイツリーなどが含まれる。

大きい地図はそれだけでわくわくするものだが、今回は広げた瞬間に「しまった!」と思うことになる。買うものを間違えた。私が住んでいるのは台東区谷中だ。しかし谷中は台東区と荒川区の境目にある。今回買った地図でいえば左上の十六分の一程度しか使わないのである。


1,080円が無駄だったと知ったとき、僕はどんな顔をしていたでしょうか。

 

〇無駄な買い物ではなかったはずだ

後輩とごはんを食べたときに「貯金が全然たまらない」という話をしたら「能登さんは無駄なものを買いすぎなんですよ」と言われたことがある。そのときは「そんなことない」「最近……別に無駄なものは買ってないけどな」などと返したが、今なら素直にうなずける。確かに無駄な買い物よくしてるわ。


これは税込み0円。

そもそも谷中は観光地だ。これをつくっているときに、仕事終わりに夜中の谷中銀座を通る途中で案内マップが貼ってあるのを見かけた。できればAmazonで地図を注文する前に気づきたかった。普段通っている道なのに、まったく目に入っていなかった。

調べると谷中マップや、谷根千(谷中・根津・千駄木)散歩コースなど、様々な地図が商店で無料配布されており、ネットでも公開されていた。ちょうどほしかった範囲の地図を、荒川区が公開していたので、そこからダウンロードして印刷した。

A4サイズでは壁に貼るのに少し小さいので、拡大してA3サイズにする。あれだけ嫌だった分割印刷をまたしている。俺はこの一年で何を学んだというのか。


ダンボールを台紙にして貼り合わせた。

ダンボールを使った理由は後に明らかに。

 

〇賃貸の悩みと便利なピンの話

地図は壁に直接張ったのだけど、そうなると心配なのは壁紙だ。なにせ賃貸である。退去時に話の通じない管理会社と「これは全部貼りなおしですね」「いくら?」「〇〇万円です」「そんなわけないだろ!」というやりとりを延々とやるのはものすごく消耗する。鍵交換代払ってるのに、交換した形跡がまったくないのも知ってるんだぞ。クリーニングのときに使ったけっこうな量の水道代を俺に払わせようとしたのも水道局の人から聞いた。

忍者ピン。これがけっこうスグレモノなのだ。

よく見ると針が特殊な形状をしている。

「さらば敷金っ!」

カレンダーかけるための画鋲の穴くらいはセーフって話を聞いたことがあります。

じゃん。抜いたところに穴がない。

この忍者ピン、針が特殊な形状をしているので穴が残らないのだ。正確には穴は開いているのだけど、非常に小さい穴なので、見てもわからない。つまり、壁紙を気にせず差し放題なのである。
くたばれ悪徳不動産屋!


Amazonリンクを貼ったのでじゃんじゃん買ってください。

 

〇ネコを印刷して壁に張る作業


台東区全体マップの左下にさきほど印刷した日暮里・谷中マップを張り付ける。これはこれで雰囲気がでるので気に入っている。

地図はできたので次はネコだ。ネコを印刷して壁に張る。もう一度書こう。ネコを印刷して壁に張る。何度でも書きたい。

いっそ「ネコを印刷して壁に張る」という文字を印刷して壁に張っておこうか。壁に張ることで日常的に目に入り、目標を達成することができます。

L2判のフォト光沢紙が家に余っていたのでそれを使う。

こうしてみるといい感じではないだろうか。

これまでネコを見かけるたびに写真を撮ってきて良かった。


家の前でケンカしていたネコ。撮ろうとしたら全力で逃げて行った。

 

〇バラバラだったものをひとつにしていく。炒飯もそれと同じです。

谷中マップの台紙をダンボールにした理由について書いたのを覚えているだろうか。実はそのあとにした壁紙の話とつながっていた。

ネコを目撃した地点にピンをうつ。ダンボールを台紙にしていると、ピンはダンボールにささるので壁紙に穴を開けずに刺せるのだ。すべて忍者ピンにすればいいのだけど、忍者ピンは15個でおよそ800円とかなり高い。普通のマップピンなら倍の30個でも100円程度で済む。

見かけたネコごとになんとなく色を変える。
ピンにひもを刺してそこから地図の外へと伸ばしていく。

ネコの写真を張るときに、15個しかない忍者ピンが足りなくなった。しかも15個しかないのに1個は針を折ってしまったので実質14個しかない。2つの地図の四方をこれで留めているので、自由に使えるのは6個だ。足りるわけがない。

もう一度買いに行くもの面倒くさいので、さっきダンボールに刺していたのと同じ普通のマップピンでじゃんじゃん留めていく。今までの工夫がすべて「面倒くさい」という理由で無駄になっていった。

俺は工夫をしたいのであって、工夫によって利益を得たいわけじゃない。

 

〇かわいいネコふせんかわいい

ピンを買いに行った文房具屋でちょうどネコのふせんを見つけたので買ってしまった。普通のふせんよりだいぶ高かったけど、これはもうしかたない。かわいいのが悪いのだ。

これに目撃したネコの特徴や状況、よく出没するスポットなどを書き込んでいく。

ネコ型なので、ネコの特徴を書くときにそのままイラストとして表現できるのでかなり便利だ。


こいつはチョビヒゲ。もしくはヒトラーと呼ぶ。

 


ネコの特徴以外にも、気になった情報などを書き込んでいく。

識別できる情報や、よく出没する場所や、その際の天候などの条件がわかれば、ネコを探すのに役立つに違いない。

そうやって見つけたネコの写真を撮って、同じように印刷して追加していけば、どんどんネコに遭遇できる確率は高まっていき、そのうちに三歩歩くごとにネコを見ることができるようになるはずだ。

飼った方が早いのはわかっているけど、賃貸なんだよ。家が欲しい。

 

〇完成!ご近所ねこマップ

おしまい。

 


〇本当はネコよりこれが好き


ライチョウは世界で一番かわいい動物。


上野動物園で二番目に好きなのはゾウガメ。乗りたい。

谷中に引っ越して来てからそろそろ一年になるけど、まだ全部のネコを把握できていない気がする。先月も今まで見かけなかった新しいネコを見たので、もしネコも引っ越してきたのではなければ、今まで会えなかったネコに会えたということになる。少しずつ土地に馴染んでいる気がしてうれしい。

ただその新しいネコの柄がなんとなく、前にいたネコと似ている気もする。毛並みの感じが違うから違うネコだと思ったけど、もしかしたら冬毛になっただけなのかも。そこらへんもマップに書き込んで追い追い突き止めていきます。

それぞれのネコに飼い主はいるみたいなんだけど、基本的に野放しなので半野良みたいなものなんだろうか。


どこかにネコいねえかな。


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能登たわし について

お昼ごはんはひとりで食べたい。
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