文字を食べたかったのでクッキーを焼いた

この前、ツイッターをしていると下のようなツイートが目に入った。

私は手書きの文字が好きだ。
中央と右の列の文字、かわいいなーと思いながら眺めていたが、唐突にこの文字を口に含みたいと思った。かわいいものは食べたい。中央一番下の「愛」は食べたら口の中で小枝みたいにポキポキ折れるんだろう。左の達筆の文字は紙からペリペリ剥がして食べたい。
特に食べたいのは中央一番下の「愛」だ。次いでふたつの「詩」、名前の「朔」も食べたい。これらはどれもポキっと折れるタイプの文字だ。
そこで、この4文字の食感をクッキーで再現することにした。

1.この文字を書いた人について

北原白秋、萩原朔太郎、室生犀星は三人とも詩人だそうだ。wikipedhiaを読んだ程度だがすごい人だということがわかった。

萩原朔太郎の似顔絵イラスト

2.クッキー製作

ポキポキという食感を表すためには、硬めのクッキー生地を薄くのばして焼くのが良いと思った。「クッキー 硬い」で検索したところ、クックパッドでよさそうなレシピを見つけることができた。このレシピを参考にする。

(1)クッキー生地を作る

①材料を揃える
・バター 20g
・砂糖 40g
・卵 1個
・薄力粉 180g
・ココアパウダー 適量

②バターを溶かす
500w電子レンジで1分弱チンした。

③砂糖を加える
溶かしたバターに砂糖を加えて混ぜた。泡だて器もゴムべらもなかったので、木べら?しゃもじ?を使用した。砂糖を計量するとき、なぜか酢昆布の匂いがした。この砂糖いつも酢昆布の匂いがする。

④卵を加える
溶いた卵を3回に分けて加え、その都度混ぜた。混ぜ終わった後は醤油を入れたとろろのような色になった。色のついた三温糖を使用したせいだ。

⑤薄力粉を加える
薄力粉を3回に分けて加え、その都度混ぜた。1回目はココアパウダーも同時に投入した。ココアを加えるのは、文字が黒いのでクッキーもその色に近づけるためである。参考レシピはプレーンのクッキーだったため、ココアの量は適当である。

⑥生地を一つにまとめる
水分が足りなかったのか、粉っぽさがなくならない。水を加えつつ無理矢理生地を一つの塊にした。

⑦生地を延ばす
ラップに包んで平らに延ばした。予想以上に弾力があり思ったように延びない。手のひらで押したり、拳を振りおろしたりしたが、親指で指圧するように延ばすのが一番効率がよいとわかった。

⑧冷蔵庫で冷やす
延ばした生地は乾燥しないようにラップをしたまま冷蔵庫の中へ入れた。生地が冷えて硬くなっていた方が、この後の作業がしやすいだろう。

 

(2)文字の型を作る

生地が冷えている間に、以下の手順で肝心の文字の型を作った。作った型を生地の上に並べ、型の縁に沿って生地を切り抜けば文字の形のクッキーができる想定だ。

①画像を印刷する
他の文字も念のために一緒に印刷した(結局使わなかった)。

②クリアファイルに書きうつす
紙のままでは生地の油分に負けると思ったので、クリアファイルにマジックで書きうつした。

③切り抜く
カッターナイフで文字の形に切り抜いた。最初の「詩」を切っているうちに、嫌な予感がしてきた。小さすぎる。3センチ四方になってしまった。この詩をくり抜いたら、たぶん生地はぐちゃぐちゃになって終わるだろう。

④大きく作りなおした


(愛と愛の残骸)

⑤洗浄
洗った。

 

(3)生地を文字の形にする

①生地の上に型を並べる

②切る
包丁では小回りが利かなかったのでカッターで切った。カッターは使う前に洗剤で洗った。

上手くいきそうなので、他の文字も同じように切り抜く。型を作る途中で薄々思っていたが、とても面倒くさい。なんとか5文字分できた。

 

(4)焼く

①焼いた
バラバラになっているが部品はそろっている。余った生地は食べやすい大きさに切って一緒に焼いた。

②並べた
完成した。
(右上の詩の1画目、2画目は味見したときに誤って食べてしまった)

 

3.実際に食べる

(1)感想

最初に「朔」の月の部分を食べた。歯で割ると、ポキ、と折れた。ほぼ想像どおりの感触が楽しい。口に入れると舌の上で文字の線が感じられた。すごい。文字を食べるという実感がある。
味はあまりない。素材の味という感じだ。今回の目的は文字を食べることなので、味のなさが逆に文字を食べている実感を強調して良いのかもしれない。
他の文字も食べた。「愛」は「朔」に比べて線の細さが際立っていた。「愛」を食べている状況にテンションが上がった。
その辺にいた妹に余った部分をあげた。味についてはおおむね好評だった。

 

(2)反省点及び今後の展望

文字を黒くするためにココアを加えたが、あまり色が濃くならなかった。ココアの量が足りなかったと思う。もし次回があればココアクッキーのつくり方も参考にするべきだと思った。
また、今回は食感が違うため、達筆の方の文字については触れなかった。剥がして食べられるタイプの文字もいつか作ってみたい。


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